「あめいろ」とは・・・
-はじまりは2019年8月
当時中学3年生だった農口は
東出雲おちらと村で開催された生徒会の研修に参加し、
当日講師をしていた竹本(当時25歳)と出会いました。
時が経ち、2021年12月
高校2年生になった農口は
部活の一環で再び東出雲おちらと村を訪れました。
「コロナの影響で学校行事が
中止や自粛という状況になっている。
今しかない学生生活を素直に楽しめず
もどかしい思いをしているみんなにも楽しんで欲しい。
若い人たちが楽しめるイベントをしたい。」
その思いが竹本に届き・・・
「竹本自身、学生時代の経験が社会人となった
今の自分に繋がっている実体験があり、
熱い思いを持つ彼女のサポートをしたい」
と決意。
まずは農口・竹本で
一緒に企画をしてみよう!と
相談を重ねる中で、
農口の幼馴染みである野々内が仲間に加わり、
3人でチームを発足しました。
その時、おちらと村の職員からこんな話を聞きました。
「どうして東出雲の干し柿は有名になったんですか?と、
最近問合せが増えたんだよね」
その言葉をきっかけに、
東出雲の干し柿のルーツを探って
楽しい演劇にして発表しよう!
と決定しました。
演劇をするためには、もっと仲間が必要です。
松江市内の演劇部員達が集まる
SNSに呼びかけたところ・・・
松江市内の高校4校、
安来市内の高校2校から
計11名の高校生が集結!
こうして、
1年目のあめいろが結成しました。
演劇制作のため、
自ら取材・脚本制作・演出に取り組み、
沢山の地域の方にご協力いただきながら公演を開催。
その結果・・・
公演は大成功!
1年目の活動を終え、
卒業した高校3年生は進学や就職のため退会し、
新1年生が加入。
メンバーが入れ替わりながら、
年1回演劇公演を開催し、
あめいろの活動は続いています。
~会長&脚本担当からメッセージ~
2代目会長
野々内詩織
あめいろのホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
私たちは、コロナ禍を機に「地元に住んでいる若い世代が楽しめるようなことがしたい」という思いから始まり、3年目の活動を迎えました。あめいろの演劇は、松江に伝承された 地域資源に焦点を当て、高校生や学生を中心としたメンバーたちが、地域の皆様のご協力をいただきながら制作をしています。
今年度は、堀尾吉晴公に関する取材をさせていただいた堀尾会の皆様をはじめ、朝日公民館や雑賀公民館の皆様など、多くの方にご支援をいただきながら取り組んでいます。
私たちは、松江に眠る地域資源を楽しくお伝えするとともに、自分たちの育った地域に少しでも貢献できるよう、これからも活動を続けてまいりますので、応援いただけると嬉しく思います。
そして、演劇を通して、同世代である若者や地域の皆さまに、生まれ育ったふるさとに関心を持っていただき、親しみや思いを深めるきっかけになればと願っています。
最後になりましたが、今年度の演劇開催にあたり、ご支援ご協力をいただいた関係者の皆様に心より御礼申し上げます。
令和6年度 脚本・演出担当
高校2年生 山根有希乃
今回この脚本を通して伝えたいことは、故郷に対する人々の想いについてです。 私たちは普段この「松江のいいところは?」と聞かれるとしじみ、宍道湖の夕陽といっ た「もの」が思い浮かぶと思います。しかし松江の、ふるさとのいいところは「もの」だけではないと考えています。ふるさとを守ってきた人々の想い、ここで育ってきた人々の様々な夢、大切な思い出。そういった形のないきらきらした「こと」が詰まった宝箱なんじゃないかと、その想いが少しでも伝わると嬉しいです。
新しい視点の松江のいいところ、ぜひこの舞台を見たあと考えてみてください。